電話会議の英語は超絶聞き取りづらい その1 ~会議で大苦戦~


外資企業で働いているとどうしても避けられないことがある。

外国人との英語での電話会議だ。いわゆるテレカン。

電話とか電話会議とか、なんだってあんなに聞き取りにくくなるんだろう。

FTF(face-to-face)で直接会話するときに聞く英語と比較して10倍くらい聞き取りが難しくなる。

憎きあの機械。もっとクリアに音を発せよ。

でもこれが社内での会議ならまだマシ。

社外との会議だったら、わかりましぇーん(´ρ`)は一切通用しない。

だから怖いし嫌いなんだよな、電話会議は。

まぁ社内でも通用せんけど、社内なら身内だからまだマシ。

なぜ電話会議の英語は聞き取りづらいのか

電話超しになると聞き取りづらくなる理由はいくつかあると思う。

①音が不明瞭

電話越しになると どうしても弱い音ははっきり聞こえなくなる。

英語において、音が脱落したり弱化したりすることをリダクションて言うんだけど、face-to-face で話すときは若干聞こえる弱い音とかも電話越しになると全然聞こえなくなる

②表情が見えない

誰かと話すときって 相手の表情を見るのはすごく大切

特に外国人なんかは喜怒哀楽の表情が豊富だし、何を言わんとしてるのか理解する上でその人の表情がすごく助けになったりすることもある。

電話越しだと表情が見れないから、純粋に相手の声だけでコミュニケーションを取らなきゃいけなくて難しい。

③電話での英語の音に慣れてない(最重要)

結局コレになっちまうのだ。

電話での英語もそうだし、そもそもネイティブの話す英語そのものに慣れているかどうかはすごく大事。

①に書いたように、電話会議では相手の英語はハッキリ明瞭には聞こえない。

だから聞きとれない部分は自分の脳が補うしかない。

ちなみにこれ、日本語だと自然にやっていること。

日本語でボソボソ小さい声で喋られても、何を言っているのかわかるよね。ちゃんと聞こえる。

これは、聞き取れなかった箇所を脳がちゃんと補ってるから。

「昨日・・・がいされてた・・・ポートなん・・・ど、全然じ・・・が無くて出来・・・ん・・・た。」

上の・・・の箇所も補うと、

「昨日おねがいされてたポートなんですけど、全然じかんが無くて出来ませでした。」

という文章。

例作るのムズイな(ボソッ)。

恐らく赤いところがほとんど聞こえていなくても、私の脳みそ君がちゃんと補ってくれて文は理解できるはずなのだ。

英語だと、これが出来るようになるにはかなりの慣れと経験が必要。

④用語がわからない

これは英語力というより、その会社で使われている言葉や言い回しをしっかり知っておくのが大事ということ。

仕事の話となると用語をきちんとわかってないと、絶対意味わからん会議になる。(経験何度も有)

結論:とにかく慣れが大事

もうこれしかない。これに尽きる。

私も電話会議の聞き取りには散々苦戦して泣いた。

どうしたら聞き取れるようになるのか、何をどう勉強したらいいのか、会議があった日は悔しくて毎日帰りの電車でググったよ。

英語講師の人のアドバイス読んだり、外資で働いてて同じ悩みを持ってる人のブログをたくさん読んだ。

でも結局、言ってることはみんな一緒だった。

とにかく慣れだって (´_ゝ`)

でも「段々慣れる」とか「そのうち慣れる」・・・って、絶対的な解決策じゃない気がしてなんとなく不安だよねw

もっとこう、

「こういう音声教材を毎日1時間ディクテーションするようにしたら2か月後には結構聞き取れるようになってました\(◎o◎)/!」

みたいな、超具体的な学習法はねえのかいって(笑)。

でも、今は私も同じことを思う。

聞き取りのコツとかそんなんじゃない。

慣れだ。

じゃぁ、慣れるためにはどうするのか。

とにかく何回も聞く

私の場合は、会議の録音をさせてもらって後から聞き直していた。

うちの会社ではラッキーなことに、自分の担当じゃないグループの会議も録音されていることがよくある。

録音されたファイルはネットワークに保存されてて、繰り返し聞くことが出来るという英語学習者としては何とも恵まれた環境。

もちろん、ただただ音楽を聴くような感覚で聞き流すってのはさすがにダメ。

脳みそフル回転の集中力100%で、「聞いて理解する」という意識で、何度も聴く。

何度も何度も聞いてると、全然早さについていけなかった箇所や音が消えていて何言ってんだかわかんなかった箇所でも、

「あ、今こういったのか!(´゚д゚`)」

ってアハ体験することができたりする。

時間がある時は、ディクテーションやシャドーイングも併せてやった。

特にディクテーションは良かったな。

聞き取れない箇所や単語がある時でも、紙に書きだすと、

「文法的に考えてここは had  been じゃないか?」

とか

「他動詞の後に来てるからこの単語は名詞形なはず→ググる→へぇ名詞形だとこういうのね。」

みたいな、文法的観点から見ることで聞き取れなかった箇所が埋まったりする。

で、いざ音声を聞いてみると、お!やっぱりそう言ってる~(喜)なんて発見があったり。

ただスクリプトがあるわけじゃないので、正確な答え合わせが出来ないのが難点だけれども。

一人で(仕事サボって)聞いていると、聞きとれない箇所を遠慮なく何十回でもリピートできるのが良い。

そして同じ会議の音声を何十回も聞いて脳に電話会議の英語を慣れさせる。

そうするとね、慣れるんだわ。

慣れっと不思議。慣れって怖い(笑)。

あんなに全然ついていけなかったのに、聞き取れなかったのに、ついていけるし聞き取れるようになる。

それでも電話会議の英語に慣れるまでには、数か月~1年単位で時間がかかった。

もちろん通常の英語の勉強もしてるから、総合的な英語力が上がってるおかげもあるんだけどね。(ここ何気にかなり大事)

リスニング以外も鍛える

電話越しの英語は数をこなせば慣れる。

これは間違いないと思う。

ただ注意したいのは、そもそもの英語力がないと慣れることすらできないということ。

私もまさにそうだった。

早くて不明瞭な聞き取れない英語を、ゆっくりと明瞭に言ってもらっても理解できなければ、これは単純に語彙力・文法力・リスニング力など総合的な英語力が足りてない。

さらに言うと、文字に起こされたものを読んでも理解できない場合は、これはもう絶対にリスニング力以外のところを鍛えなきゃならん。

読んでわからん文章は、聞いても絶対わからんから (゜_゜)

さて、次の記事で おすすめの電話音声の訓練用動画を紹介したいと思う。


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