コロンバイン高校銃乱射事件の加害者のお母さん

先日ふとテレビを見てたら、TBSで「マサカの映像グランプリ」っていう番組がやってて、コロンバイン高校銃乱射事件の加害者のお母さんが出演してた。


アメリカでの銃乱射事件て、もはや「あぁ、またか」としか思えなくなってきたのが悲しいよね。

日本に住む私ですら思うんだから、アメリカ人にとっては日常のニュースの一つに過ぎないんじゃないか。

コロンバイン高校のこの事件て20年も前なんだ。

どうりで、あまり記憶にない。

当時小学生だからね。

それでも「コロンバイン=銃乱射事件」て随分前から知ってる気がする。

それほど、学校での銃乱射事件の代名詞的存在なんだろうな。

話を戻して。

スー・クレボルドはコロンバインの事件の加害者の一人ディランの母親。

TVで見て、気になったからネットで調べてみた。

母親から見た事件と息子

このお母さん、TEDで語っていらっしゃるようだ。

タイトルは「My son was a Columbine shooter. This is my story」。

日本語のタイトルは「息子はコロンバイン高校乱射犯 母として、私の伝えたいこと 」。

見る限り、どこにでも居る普通の優しそうなお母さん。

語りを聞いていても、知的で聡明な感じが伝わってくる。

加害者の親がこうやって公の場に出てきて語るっていうのは、日本ではまず無いよね。

しかもTEDのような世界的な講演の舞台の場で。

文化の違いかな。

賛否両論あるんだろうけど、こういう誰でも Speak Up する・できる文化って良いなぁと思う。

90以上の Upvote がついてる一番上のコメントもとても興味深い。

この事件の時、まさに図書館に居たという方のコメント。

ネットである以上真偽はわからないけど、コメントを読む限り本当な気がする。

「こうして出てきて事件を語る勇気に敬服する」

「あなたやあなたの息子に対してまったく恨みを抱いたりしていないことを知って欲しい」

・・・などと書いてある。

このメッセージ、お母さんが読まれると良いなぁと思う。

アメリカの学校での drill (訓練)

今年2月にフロリダの高校でも銃乱射事件があったね。

事件が起きてる間、生徒たちが親にLINEみたいなアプリでテキストを送ってたみたいで、ニュースで取り上げられてた。

その中の一つで、お父さんかな?が子供に、


「drill (訓練)を思い出して。」


って送ってた。

あぁそうか。アメリカってこういう時のための訓練があるんだよね。

改めて思うとすごい国だよな。

日本の学校でも避難訓練やるけど、地震か火事だけだよね。

ちなみに、この drill は Lockdown drill と言うらしい。

銃をもった奴が学校に侵入してきたという設定で、教室に鍵をかけ身を潜める・・・という訓練なんだそうな。

そしてlockdownが解除するまでは、部屋から出てはいけないとうものらしい。

上とは別の方で、お父さんと息子のメッセージのやり取りの中で息子さんが、


「we are on lockdown」


と言ってるものがあった。

これ「今ロックダウン中だよ」ということなんだね、なるほど。

それにしたってこんな訓練が必要な時点で、アメリカがいかに銃社会なのかがよくわかる。

日本て安全な国なんだな。

感謝。

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