理解するということ

英語のリスニングで伸び悩んでた時期があった。

もともとリスニングは得意というほどでもないけどそれほどひどくは無い・・・と昔は思っていた。

ただ、講師じゃないネイティブがフツーに喋る生の英語を聞いて、今までのTOEICとか英検とかの英語ってマジなんだったんだ(笑)って思うほどついていけなかった。

仕事で、

「何言ってっか訳わからん(涙)」

「結局わかったようなわからんような・・・いや、わからんわ(爆)」

状態って相当キッツかったわん (´・ω・)

自分と相手が1対1なら、まぁ聞き返したり確認したりできるけどさ。

他のみんなも居る前だと、ねぇ。

みんな理解してんのに自分だけ「???」なんて、絶対にばれるわけにはいかんってねw

ハハハ・・・くだらんプライドだけど。

ただそれでも仕事は進むし、進めなきゃだめだし、逃げられない。

英語の会議が恐ろしく怖いし嫌だった時期が随分長く続いた。

で、(精神的に)落ちるところまで落ちると、今度は逆に不思議になってくる。

なぜ、ほかのみんなはしっかり理解できているのに自分にはできないのか。

ちょっと冷静に考えて分析してみるようになった。

個人的に分析した結果


リスニングが理解できないのって、色々原因がある。

「スピードが早過ぎて音が聞き取れない」とか「知らない単語・文法が使用されててそもそもわからない」とか、そんなのは当然なのでここでは語らん。

「何言ってっか訳わからん(涙)」状態は、

今思うとほとんどの場合ただスピードについていけてないだけだったから、それはもう早さや音の変化に慣れるしかない。

それよりも私が注目したのは「理解する」ということについて。

というのも、早さにも音の変化にも慣れてきて英語自体はキャッチできてるはずなのに、

「結局わかったようなわからんような・・・いや、わからんわ(爆)」

状態になることが、それはそれは多かったからだ。

例えば、It was not because of any inherent cultural affinity という文章。

※仕事とは関係ない文です。

inherent・・・内在的な
cultural・・・文化的
affinity・・・親近性

ひとつひとつの意味はわかるからなんとな~くふわっと理解した気になってたけど・・・・・・・・、

「内在的な文化的親近性」って要はなんなんだってばよ(;^ω^)


私、本当に本当に本当にこの意味を理解しているか?


それぞれの英単語の意味も知ってるけど、「内在的な文化的親近性」ってじゃぁどういうこと?説明できる?

この例ならまだましな方かな。日本語訳見て10秒くらい考えりゃ何となくこういうことだろうってのがわかる。

もっとひどいのは、feudalistic society (封建的社会)とか Drugs that act on the central nervous system(中枢神経系に作用する薬)とかさ。

英検とかに出てきそうな文だけど。

封建的社会・・・って要はどういう社会?

中枢神経系・・・てつまりどこさ。

イマイチわかってないにもかかわらず、

その単語の意味を知っているだけで、あるいは聞き取れただけで=「理解した」

と思い込んでしまっていた。

・・・ということに気が付いたのだ (;´Д`)

自分は「理解」してなかったということ


だから、何となく全部聞き取れた、わかった、って思っていた英語の会議とかでもね、

後から細かい所をつつくと怪し~い箇所が出てくる出てくるw

英語自体はきちんと聞き取っていたんだろう。

個々の単語の意味はちゃんとわかっていたんだろう。


でも「理解」はしてなかったんだ。


これに気付いてから、ふわっと英語を聞くのを止めた。

聞き取れたか聞き取れなかったかじゃなくて、

「理解」したか「理解」してないかで、

英語を聴くようになった。

ちょっとした意識の違いだけど、いかに自分が内容を「理解」していなかったのかがよくわかった。

ど~りで会議後に、

 要は何をすればいいのか 

がわからなかったわけだよ ( ゚Д゚)

「理解するということ」について参考になったYoutube動画


とても興味深い解説。

英語とは関係ないけど、「理解する」ってどういうことなのかについてがわかる非常に参考になった動画です。

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